【5月31日は世界禁煙デー】ニコチン依存症はこう克服する!
【5月31日は世界禁煙デー】ニコチン依存症はこう克服する!
2018.05.30広告
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「しばらく禁煙できていたのに、また吸ってしまった」──そんな経験をしたことがある人も多いことでしょう。禁煙が難しい最大の原因は、ニコチンがもつ依存性です。
5月31日は世界禁煙デー、また5月31日から6月6日は禁煙週間です。この機会にニコチン依存症を正しく理解し、たばこを吸っている人は禁煙を実行しましょう。
ニコチン切れのイライラを解消しようと、喫煙を繰り返す
たばこの煙にはさまざまな有害成分が含まれていますが、喫煙習慣に大きく関わるのがニコチンです。体内に入ったニコチンは脳内の神経系に作用して、快感をもたらすドパミンやノルアドレナリンなどの物質を大量に放出させます。たばこを吸うと心地よく感じたり気持ちが落ち着いたりする、というのはこのためです。
ニコチンには依存性があり、体内のニコチンが切れるとイライラしたりします。これを解消しようと喫煙を繰り返すうちに習慣化し、たばこをやめられなくなった状態がニコチン依存症です。
自力での禁煙が難しい人は、禁煙補助薬や禁煙外来の利用を
ニコチンへの依存度が高い人は、自分の意志だけで禁煙するのはかなり困難です。そのため、ニコチンガムやニコチンパッチ、内服薬といった禁煙補助薬を活用することがすすめられます。禁煙開始直後は、イライラする、落ち着かない、といったニコチンの離脱症状や、たばこを吸いたいという衝動がとくに強くあらわれます。禁煙補助薬は、これらの軽減に有効とされています。
医療機関を受診してニコチン依存症であるとの診断を受けた人は、喫煙歴などの一定の条件を満たしている場合に、健康保険などの公的医療保険を使って禁煙治療を受けることができます
第三者のサポートが禁煙成功に有効
ニコチン依存とともに、たばこへの心理的な依存も禁煙を難しくする原因といわれています。これは、他人の喫煙を目にしたとき、ストレスを抱えたとき、食後などのいつも喫煙していたタイミング、などで条件反射的にたばこを吸いたいという欲求が高まる状態です。
そのため、家族や禁煙仲間などの第三者のサポートを利用することも、禁煙に有効とされます。職場や医療保険者による禁煙サポートプログラムを積極的に受けることも、禁煙を成功・継続させるコツです。