子どもの病気

溶血性貧血

ようけつせいひんけつ
Haemolytic anaemia

初診に適した診療科目:小児科 内科

分類:子どもの病気 > 血液の病気

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どんな病気か

 赤血球が何らかの原因で破壊され(溶血)、本来の赤血球の寿命よりも短くなることによって、貧血と黄疸が主な症状として現れる病気です。

 大きく先天性と後天性に分けられます。先天性の代表として遺伝性球状赤血球症を、後天性の代表として自己免疫性溶血性貧血について解説します。

 症状、検査、診断のあらましは、厚生省(当時)研究班の診断基準(表12)が参考になります。

(聖路加国際病院副院長・小児科部長 細谷亮太)

表12 溶血性貧血の診断基準表12 溶血性貧血の診断基準