若い世代にもみられる男性型脱毛症(AGA)──原因と治療法は?

若い世代にもみられる男性型脱毛症(AGA)──原因と治療法は?
2026.08.07広告
広告
薄毛に悩む男性は少なくありません。その原因の多くを占めるのが、男性型脱毛症(AGA)です。現在は効果的な治療薬があり、早期に治療を始めることで進行を抑えられるとされています。薄毛が気になりはじめたら、早めに対処することが大切です。
生え際や頭頂部が徐々に薄くなる
男性型脱毛症(AGA)は、思春期以降、生え際や頭頂部の髪が薄くなり、徐々に進行していくのが特徴です。
発症頻度は年齢が上がるにつれて高くなりますが、20~30代で始まる場合もあるので、早い段階から注意が必要です。
男性ホルモンの影響で髪の成長サイクルが乱れる
毛髪は、成長期、退行期、休止期という3段階をくり返しながら生え替わります。
毛根の奥にある毛球部には、毛乳頭(もうにゅうとう)と呼ばれる細胞の集まりがあり、それを囲むように、毛のもとになる毛母細胞があります。毛母細胞が毛乳頭からの指示を受けて分裂することで、髪が太く成長していきます(成長期)。やがて細胞の分裂スピードが徐々に低下して髪の成長が止まりはじめ(退行期)、髪の成長が完全に止まると、髪が抜け落ち、次の成長期に備える時期に入ります(休止期)。
この成長サイクルを乱す原因となるのが、ジヒドロテストステロンという物質です。
ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンが5α還元酵素によって変換されてつくられる、より作用の強い男性ホルモンです。この物質が毛乳頭に作用すると、髪の成長期が短くなります。その結果、髪が十分に成長しないまま抜け落ちるようになり、薄毛になります。進行すると、髪が生えにくくなる場合もあります。
AGA治療には2種類の治療薬が用いられる
医療機関では、問診や頭皮の診察、拡大鏡を用いた毛髪の観察などを行い、AGAの進行度を確認するとともに、ほかの脱毛症との鑑別を行います。
AGAと診断された場合は、主に薬物療法が行われます。治療薬は大きく分けて2種類あり、1つはミノキシジルという外用薬で、髪の毛の成長を促す効果が期待できます。
もう1つは5α還元酵素阻害薬(酵素阻害薬)という内服薬で、テストステロンをジヒドロテストステロンに変える5α還元酵素の働きを抑えることで、髪の成長期を維持し、毛量をふやします。
なお、AGAの治療は、外用薬・内服薬ともに公的医療保険の適用外(自費診療)となります。
AGAは原因が明らかになっており、薬による治療効果が期待できる脱毛症です。薄毛の進行を抑えるためには、できるだけ早い段階で治療を始めることが重要です。
抜け毛や髪のボリュームの低下など、気になる変化があれば、早めに皮膚科や専門の医療機関に相談しましょう。
- « 前の記事