外傷

止血法と創処置の原則

しけつほうとそうしょちのげんそく
Hemostasis and wound management

分類:外傷 > 外傷患者の初期応急処置

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 出血には動脈性出血、静脈性出血、毛細血管性出血がありますが、生命に危険を及ぼす大量出血は、主に動脈性出血です。動脈性出血の特徴は、真っ赤(鮮紅色)な血液が脈打つように噴出することです。

 一方、静脈性出血は、赤黒い(暗赤色)血液が持続的にジワジワとわき出てくる特徴があります。出血量が多いほど、また出血が激しいほど止血を急ぐ必要があります。

(済生会横浜市東部病院救命救急センター医長 山崎元靖)