眼の病気

フリクテン性結膜炎

ふりくてんせいけつまくえん
Phlyctenular conjunctivitis

初診に適した診療科目:眼科

分類:眼の病気 > 結膜の病気

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どんな病気か

 フリクテンとは水疱のことで、角膜(黒眼)や結膜に丸い隆起のできる病気です。

原因は何か

 一種のアレルギーです。その原因は、昔は結核菌が多かったのですが、現在ではブドウ球菌や真菌(カビ)に対するアレルギーといわれています。

症状の現れ方

 角膜(黒眼)に接する結膜が部分的に充血し、異物感を伴います。多くは角膜の右端か左端の結膜に起こります。数日すると充血の中心が隆起します。自然に治っても再発することが多くみられます。

検査と診断

 症状から診断します。角膜に病変が広がることもあります。

治療の方法

 ステロイド薬を点眼すると、普通、数日で治ります。

病気に気づいたらどうする

 あまり悪質な病気ではありませんが、早めに専門医の診察を受けてください。

(大阪市立総合医療センター眼科部長 森 秀夫)