こころの病気

自律神経失調症

じりつしんけいしっちょうしょう
Autonomic imbalance

初診に適した診療科目:精神科 神経科 心療内科

分類:こころの病気 > 他科との関連がある病気

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 よく使われる病名ですが、確立した疾患概念や診断基準があるわけではありません。自律神経系の不定愁訴があっても、その症状が一般的な疾患概念にあてはまらない場合にこの病名をつけることが多くなっています。

 よくみられる自律神経症状には表20にあげるようなものがあります。自律神経系の症状は、心理・社会的ストレスの影響を受けやすいことや、原因不明の愁訴であることから、心療内科に受診する患者さんに多くみられます。

 よく似た病名として不定愁訴症候群、身体化障害などがあります。最近では医学の発展に伴い、これらの症状のうちまとまりがあるものを、一つひとつの疾患として考えるようになってきています。

 たとえば、起立性調節障害(起立性低血圧)、過敏性腸症候群、緊張性頭痛、片頭痛、メニエール症候群、過呼吸症候群、機能性消化不良、逆流性食道炎などです。

(国立国際医療センター国府台病院心療内科部長 石川俊男)

表20 よくみられる自律神経症状 表20 よくみられる自律神経症状