子どもの病気

アフタ性口内炎

あふたせいこうないえん
Aphthous stomatitis

初診に適した診療科目:小児科

分類:子どもの病気 > 消化器の病気

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どんな病気か

 単純ヘルペスウイルスの初感染により、口内炎が多発する病気です。

症状の現れ方

 口腔粘膜から歯肉にかけて口内炎が多発します。歯肉がはれて出血しやすくなります。強い口内の痛みのため飲み込むことができず、よだれが多くなります。通常、7〜10日間で自然に治りますが、その間に食事、水分摂取ができなくなり、乳幼児では脱水になることもあります。

検査と診断

 視診で診断します。血液検査でヘルペスウイルスに対する抗体測定を行い、確認します。

治療の方法

 基本的には、水分をこまめにとり、刺激の少ない食べやすい物をとって自然に治るのを待ちます。食事量が減っても数日であれば大丈夫です。口の痛みが強く、ほとんど水分がとれず脱水になった場合は、輸液を行います。

病気に気づいたらどうする

 高熱が出て、ほとんど水分がとれずに尿量がいつもより少ない場合は、医療機関を受診してください。

(長岡中央綜合病院小児科医長 竹内一夫)