子どもの病気
傍胸骨孔ヘルニア
ぼうきょうこつこうへるにあ
Parasternal hernia
分類:子どもの病気 > 消化器の病気
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原因は何か
横隔膜が胸骨に付着する部位が弱い場合に起こります。縦隔は腹腔よりも圧力が低いので、横隔膜が弱いと腹圧によって腹腔内臓器が胸骨後部に脱出します。胸骨左右に発症し、右側をモルガニー孔ヘルニア、左側をラレイ孔ヘルニアともいいます。
症状の現れ方
通常とくに症状はなく、かぜで医療機関を受診し、胸部単純X線検査で偶然発見されることが多いようです。
検査と診断
胸部X線検査、CT検査、バリウム注腸などの消化管造影検査で確定診断ができます。
治療の方法
自然には治りません。消化管閉塞を起こすことは極めて少ないのですが、発見次第開腹し、横隔膜の弱い部位を縫縮補強します。最近は腹腔鏡手術も行われています。予後は良好です。