子どもの病気

頭蓋骨骨折

ずがいこつこっせつ
Fracture of the skull

分類:子どもの病気 > 新生児の病気

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 比較的多く、全分娩の10〜20%に起こるといわれています。産道を通る際の圧力や、鉗子分娩によって発生します。頭蓋骨にひびが入る線状骨折と、頭蓋骨の一部が陥没する陥没骨折がありますが、多くは線状骨折です。

 陥没骨折のほとんどは鉗子分娩によって起こります。骨折部の下に硬膜外出血を伴うこともあります。また、陥没骨折の場合、程度が強ければ脳挫傷を伴うことがあります。

 線状骨折のほとんどはとくに症状がなく、自然治癒するため、治療を必要としません。硬膜外出血を伴う場合は、血腫を取り除く手術が必要になることがあります。

 陥没骨折の場合は、陰圧をかけて吸引するか、手術をして整復します。陥没骨折で脳挫傷を伴う場合は、けいれん、呼吸が止まる、吐くなどの症状が出ることが多いので、呼吸循環管理、けいれんを止める、脳圧を抑えるなどの対症療法が必要になります。

(新潟市民病院総合周産期母子医療センター新生児科副センター長 佐藤 尚)