皮膚の病気

かゆみ・掻痒

分類:皮膚の病気

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 かゆみ(掻痒)は、かきたくなる衝動を起こす皮膚や鼻粘膜、眼の結膜の不快な感覚です。皮膚や粘膜のかゆみ受容器が、いろいろな物質で刺激され、神経により脳に伝えられ、かゆみとして感じられると考えられています。

 かゆみを起こす代表的な物質がヒスタミンです。一般的にかゆみ止めといわれている薬は抗ヒスタミン薬です。じんま疹のかゆみは抗ヒスタミン薬で止まりますが、湿疹や痒疹、虫刺されのかゆみにはそれほど効果がありません。

(島根大学医学部皮膚科教授 森田栄伸)