内分泌系とビタミンの病気

ビタミンのはたらき

分類:内分泌系とビタミンの病気

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 ビタミンは、①毎日摂取する必要がある栄養素で、②1日100㎎以下の微量摂取で十分であり、③有機物であり、④体内ではほとんどつくられない、と定義されます。

 ビタミンは大きく、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンとに分類されます。

 水溶性ビタミンには、ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、ニコチン酸、葉酸、ビオチンなどのビタミンB群とビタミンCが含まれます。

 脂溶性ビタミンには、ビタミンA、D、E、Kが含まれます。

 当初は、ビタミンB群の補酵素(酵素の作用発現を助ける物質)としての作用が主によく知られていましたが、最近になって各ビタミンが生体内でさまざまな作用をもっていることが明らかになってきました。

(東北大学大学院医学系研究科先端再生生命科学教授 菅原 明)