腎臓と尿路の病気

腎血管性高血圧症とレニン・アンジオテンシン系

分類:腎臓と尿路の病気

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 レニン・アンジオテンシン系は、生体内の代表的な血圧を調節するシステムです。

 腎動脈が狭くなって腎臓への血液量が低下すると、腎臓からレニンという物質が産生されます。そしてレニンがアンジオテンシンⅡを活性化し、さらにアルドステロンという物質の産生も促します。

 アンジオテンシンⅡは血管を収縮させることにより、またアルドステロンは水分や塩分を体内に貯留させることにより血圧が高くなるのです。

(東海大学医学部内科学系腎・内分泌・代謝内科学准教授 谷亀光則)