肺機能、胸部の臓器・器官の異常や異変をチェック
肺機能検査、胸部X線(レントゲン)撮影

吸い込んだ空気は気管支を通って肺の血管に取り込まれ、同時に、血液中の二酸化炭素が気化して肺に出てきて吐く息とともに体外に出されます。
この酸素と二酸化炭素の交換、すなわち呼吸が正常にできるかどうかを調べる検査です。
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1秒率:努力肺活量に対する最初の1秒間で吐き出した量の割合。1秒率の低下は気道が狭くなっていることを示す。
%肺活量:年齢や身長から算出された標準量に対する実際の肺活量の割合。健常者に対する肺の容積を表す。%肺活量の低下は肺が広がりにくくなっていることを示す。
鼻をノーズクリップで押さえ、管のついたマウスピースをくわえて、まずは静かに呼吸を繰り返し、一度大きく息を吐いてから大きく息を吸い、また大きく息を吐きます(肺活量)。これを2〜3回繰り返します。
次に、静かな呼吸を繰り返し、大きく息を吸ってから、一気に思い切り息を吐きます(努力性肺活量)。
胸部にX線を照射し、撮影したレントゲン写真で、胸部や呼吸器の異常を調べる検査です。正面像と側面像を撮影します。
健康な人の肺は黒く写り、骨や心臓部は白っぽく写ります。肺がんや肺炎、肺結核などの異常があると白い影として写ります。医師はどこにどのような影があるかで疑わしい病気を判断し、必要に応じてさらに詳しい検査を行うことになります。
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