血液中の赤血球の割合を調べる検査
ヘマトクリット
ヘマトクリット検査の概要
ヘマトクリット検査とは、血液中にどのくらいの割合で赤血球が含まれているかを調べる検査です。赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットの3つのデータを分析することで、どのような種類の貧血なのかがわかります。血液を採取して調べます。
ヘマトクリットの基準値
- 男性:40.7〜50.1%
- 女性:35.1〜44.4%
- ※検査機関によって異なります。
ヘマトクリットの異常に関連する主な病気
赤血球数やヘマトクリット濃度と一緒に測定して貧血の種類を調べます
一定量の血液の中にどのくらいの割合で赤血球が含まれているかを調べることで、貧血の有無がわかります。また、赤血球数やヘマトクリット濃度と一緒に分析することで、貧血の種類を診断することができます。
ヘマトクリット値は、基準値よりも低ければ貧血の可能性があり、逆に高い場合は多血症の疑いが考えられます。
よくある質問Q&A
- ヘマトクリットとは?
血液中の赤血球の割合です
ヘマトは血液、クリットは分離を意味します。
監修者プロフィール
- 監修
- 和田高士(わだたかし) 医師
- 東京慈恵会医科大学大学院医学研究科健康科学 教授
- 1981年東京慈恵会医科大学卒業、2008年東京慈恵会医科大学 総合健診・予防医学センター教授を経て、現、東京慈恵会医科大学大学院医学研究科健康科学教授。日本肥満学会評議員、日本動脈硬化学会評議員、日本臨床検査医学会管理医、肥満症診療ガイドラインの執筆も担当。日本人間ドック学会では、理事を務める。